映画リリィ・シュシュのすべて 感想

日記
観た後に精神的ダメージを負う

僕は鬱作品が好きです。

あのちゃんがひろゆきさんとの配信でこの作品を推されていたので観ることにしました。
見た後モヤモヤが残る作品が好きだと言っていたので、これは観るしかないと。

昨日の夜に観たのですが、ダメージもダメージで、しばらく引きずってます。

146分の大長編で、ジャンルはドラマ。
監督は岩井俊二さんです。

 

学生時代に観たら影響を受けそう

学生さんで、今いじめを受けている人。
友人関係がうまく行かずに絶望してる人は、大人になるまで観ないほうがいいかもしれません。
救いがないからです。

ある程度メンタルが強くないと引っ張られてしまうと思います。

こんなことを言っといて何ですが、僕は学生時代にこの作品に出会いたかったです。
学生時代にこれを観ていたら、今どんな道を進んでいるのか考えさせられたからです。
この作品は自分にとって間違いなく、今後の人生を左右しそうな作品だと思いました。

ちなみにもし自分に子供がいたらこの作品を観せてると思います。
どの親も避けそうな作品ですが、この生きづらい現代社会の現実を早いうちに思い知らせた方が良いと思っているので観せます。
なんらかの糧になるでしょう。

もし子供が産まれても絶対に甘やかしたくないのです。

批評しているようで全部褒めてます

僕は映画に関してはハッピーエンドで終わる作品があまり好きではありません。
ハッピーエンドはありふれているし、途中で眠くなってしまうのです。
そして捻くれているので、そんな風に上手く行くわけないじゃんとバカにしてしまいます。

なので「リリィ・シュシュのすべて」のような作品が僕にはちょうど良いのです。

匿名掲示板。
世間とはズレた感性。
この二つの要素が、出だしから僕を引き込みました。

リリィ・シュシュというアーティストが好きだけど誰にも共感してもらえなくて、掲示板に書き込む主人公。

流行りに乗れずにみんなを心の中で見下すという痛い時代が僕にもありました。
僕の場合はサウンドホライズンが好きですが、周りで聴いている人は全くいませんでした。
椎名林檎さんあたりが人気だったのも、世代的に映画に入り込めた理由のひとつです。

かといって主人公のように非行に走ったことはないですが、登場人物ひとりひとりにほんのり共感できるのも辛かったです。

リリィ・シュシュというアーティストを背景に、
自殺、暴力、いじめ、非行、殺人、援交。
全てのダークな要素が出てきますが、動物虐待はないので動物好きの方は安心して観てください。

めっちゃ暗い映画でも大丈夫。
引きずられて考え込むような作品が観たいという方は面白いので是非観てみてください。

僕は観終わった後、頭が悪いのもあって「え…?」しか言えませんでした。

 

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